【レビュー】デニス・ヴァシリエフス選手のヨーロッパ選手権フリー演技に涙!「ロミオとジュリエット」は歴史に残る名プログラムだ!

【レビュー】デニス・ヴァシリエフス選手のヨーロッパ選手権フリー演技に涙!「ロミオとジュリエット」は歴史に残る名プログラムだ!

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ヨーロッパ選手権男子シングルフリーで、神演技発見!

先日閉幕したヨーロッパフィギュアスケート選手権2022。

youtubeのISU公式チャンネルにて、神演技を見つけました!

ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手の「ロミオとジュリエット」です。



音楽との調和が素晴らしい【レビューあり】

なにはともあれ、まずはご覧ください。

曲はプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」。
オープニングから何か起こりそうな感じがするじゃありませんか。。。

最初の4Sが美麗!!しかも曲にハマっていてかっこいい!!
その次の3A2Tもいいなあ・・・。
曲調変わっての3Aもきれい。ここはきっとあれですね、舞踏会でジュリエットと出会うシーンですね。
音楽に合わせて踊るシーンがロミオ様そのもの〜〜っ!ステキっ!

そして続くスピンも難しいポジションでくるくる回ってるんだこれが。
やっぱりコーチがステファン・ランビエールだから。
直伝だから。
スピンと言えばランビだから(ついでにランビと言えばポエタだから)。

そして3:04からの3F-3Tと音楽との調和がハンパないと思いませんか・・・
ジャンプ降りた後のトランペットの響きがたまらんと思いませんか・・・
続く優しい旋律がしみると思いませんか・・・
もぉおおため息が出ちゃう・・・(涙)

3:32の3Lzー1Euー3Sの後から曲調がガラッと変わり、不穏な雰囲気に。このあたりからはもう目が離せませんよ〜〜〜!!

ここからは悲劇のパートで、きっとジュリエットが死んだと聞かされて嘆き悲しむところを表現・・・。
ここのコレオシークエンスの動きが曲にメチャクチャハマっていていいのですよ〜〜〜〜!!!
スピンの後の仕草(4:12あたり)はジュリエットへのキスで、その後が毒をあおるシーンかな・・・。

そこからの苦しみの表現(ジャッジ席の前を通るところ)からスピンへの流れも、音楽が表現する世界と合っていて・・・
スピンもまるであおった毒薬と悲嘆とに苦悶しているようではありませんか〜〜〜〜〜〜っ!!!

そしてそしてフィニッシュのポーズがまたメチャクチャカッコいい!
ポーズとったあとにスーッと滑っていくのがまたいい!!
すごい!!カッコいい!!!もう最高!!!!
感動しすぎて涙腺と人格が崩壊するレベルです。
解説の人の「Oh〜〜〜Yes!」もいいですね😄

改めて知る、選手ごとの持ち味とレベルの高さ

実はこの選手を今回初めて知ったのですが・・・世界には本当に素晴らしい選手がたくさんいますね!
ヴァシリエフス選手の音楽表現がすごく好みで、見入ってしまいました(そして鬼リピート)。

この表現力はどこか宇野昌磨選手とも通じるものがあるような(さらに言えば高橋大輔選手とも)感じがします。
好きだなぁ〜〜〜💕

ヴァシリエフス選手も北京オリンピックに出場するようです。
宇野選手と同じランビエールコーチの教え子というのも嬉しいところ。
楽しみな選手がまた一人増えました。
オリンピックでもいい演技をしてほしいです!!💕