小説「光の物語」第111話 〜手紙 9 〜

手紙 9 国王とディアルは各地方からの報告書に目を通していた。 この冬の流行病は下火になりつつあるが、まだまだ予断を許さない。 初動の遅れで多くの犠牲者を出し…

小説「光の物語」第110話 〜手紙 8 〜

手紙 8 ナターリエは修道院附属の慈善病院を手伝っていた。 流行病の患者が多く、看護人だけでは手が回らなくなっていたからだ。 とはいえ、女伯爵である彼女が病を…

小説「光の物語」第109話 〜手紙 7 〜

手紙 7 マティアスは年明けから流行り始めた風邪の対応に当たっていた。 シエーヌ領内の街や村はもちろん、最近は城内にもぽつぽつと患者が出始めている。 体力のな…

小説「光の物語」第108話 〜手紙 6 〜

手紙 6 「国からなにか変わった知らせはあって?」 故国のリーヴェニアから共に来た、側近の女官たちにアルメリーアは尋ねる。 王女である彼女に使える女官たちも、…

小説「光の物語」第107話 〜手紙 5 〜

手紙 5 ナターリエは忙しい日々を過ごしていた。 修道院の日課と修道院の子供たちの勉強の世話、それから領主の勉強。 根を詰めすぎないようにとアーベルからは助言…

小説「光の物語」第106話 〜手紙 4 〜

手紙 4 王都からの二通の手紙を受け取ったマティアスはまずナターリエの手紙を開けた。 彼女の手紙はいつも通り、彼の助けとなる事柄が記されていた。今回はシエーヌ…