小説「光の物語」第123話 〜王都 9 〜

王都 9 外出からの帰路、マティアスは馬上からナターリエの住む王立修道院を遠くに眺めていた。 昨夜のダンスでディアルから彼女を取り戻したあと、マティアスは一曲…

小説「光の物語」第122話 〜王都 8 〜

王都 8 「ブルゲンフェルトの姉に手紙を送ってみたけれど、まだ返事は来ないようね・・・」 自室で侍女たちを前にアルメリーアはため息をつく。 姉のレナーテがかの…

小説「光の物語」第121話 〜王都 7 〜

王都 7 夜会の翌日、ナターリエは修道院の居間でテレーザと話し込んでいた。 前日にマティアスから言われたとおり、ブリギッテの言動を相談してみたのだ。 「そのご…

小説「光の物語」第119話 〜王都 5 〜

王都 5 「彼女をどう思います?」 ダンスの開始と共に人々はなんとなく散り散りになり、マティアスはナターリエに尋ねる。 それは少し離れたところで青年と話し込む…

小説「光の物語」第118話 〜王都 4 〜

王都 4 その夜は夜会が開かれ、宴のはじめにはマティアスの功績を讃える場が設けられた。 マティアスは国王と王子夫妻の横に立ち、出席者から送られる拍手に礼をする…

小説「光の物語」第117話 〜王都 3 〜

王都 3 「マティアス様・・・」 久しぶりに会うナターリエは、彼の記憶にあった目立たない少女とはまるで違っていた。 以前の彼女はいつも暗い色のドレスを着て、髪…

小説「光の物語」第116話 〜王都 2 〜

王都 2 「流行病の対応、実によくやってくれた、マティアス」 「陛下からのお褒めのお言葉、光栄の至りです」 国王の執務室で言葉をかけられたマティアスは恭しく頭…

小説「光の物語」第115話 〜王都 1 〜

王都 1 「一時は危なかったのですが、なんとか持ち直してくれました・・・」 春めいてきたある日、久々に参上した王城でナターリエは王子妃にそう話す。 「本当に恐…